同省のラーヴ・アガルヴァル報道官はブリーフィングで「これまでに国内では2件のオミクロン株の感染が確認されている。2件ともカルナータカ州で発見されている」述べた。インドでオミクロン株が発見されたのは今回が初めて。患者は66歳と46歳の男性2人。インド医学研究評議会のバルラム・ブハガヴァ会長によると、オミクロン株は、ウイルスのゲノムを研究する37の国立研究所から成る「SARS-CoV-2ゲノミクス・コンソーシアム」(INSACOG)の研究によって検出された。2021年11月末、南アフリカ共和国で新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスB.1.1.529が発見され、変異の種類が32と著しく多いことが確認された。世界保健機関(WHO)はこれをオミクロンと命名し、感染リスクが「極めて高い」ことから「懸念される変異株」に分類している。オミクロン株が既存のワクチンによる免疫を回避するかどうかは現時点では不明。ロシア国立ガマレヤ研究所、ファイザー、バイオエヌテック、モデルナの各社はすでにオミクロンに対抗するワクチン開発に着手している。関連ニュース