新型コロナウイルス

新型コロナの飲み薬 発症5日内に服用の「モルヌピラビル」に課題

米製薬大手「メルク」が3日、日本の厚生労働省に新型コロナウイルスの飲み薬「モルヌピラビル」の承認を申請した。この薬は発症から5日以内に服用することが求められているが、それまでに感染者に届けられるかどうかが課題となっている。NHKが伝えた。
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モルヌピラビルは、新型コロナウイルスの軽症者と中等症者向けの飲み薬で、重症化のリスクを減らす効果が認められている。
処方を受けるためには、検査で感染が確認されることが条件になるとみられているが、感染者数が急増した場合は業務がひっ迫し、検査結果に時間がかかる恐れがある。また、薬を安全かつ迅速に患者に届ける方法も確立されていない。
このため医療機関は、処方の基準を明確にすることを国に求めている。
英国は11月にモルヌピラビルを世界で初めて承認し、米国でも近く緊急使用許可が判断される見通し。
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