SAGEは、「新型コロナウイルスは医療システムを脅かす存在であり続け、少なくとも今後5年間はワクチン接種やデータのモニタリングなど積極的な管理が必要だ」と指摘している。同団体の専門家によると、ワクチン接種や一般的な封じ込め対策が不十分であれば、この期間は長くなる恐れがある。新たな変異株「オミクロン株」2021年11月末、南アフリカ共和国で新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスB.1.1.529が発見され、変異の種類が32と著しく多いことが確認された。世界保健機関(WHO)はこれをオミクロンと命名し、感染リスクが「極めて高い」ことから「懸念される変異株」に分類している。オミクロン株が既存のワクチンによる免疫を回避するかどうかは現時点では不明。ロシア国立ガマレヤ研究所、ファイザー、バイオエヌテック、モデルナの各社はすでにオミクロンに対抗するワクチン開発に着手している。関連ニュース