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気候変動で食材にひそむ菌が増加 食品が健康に害を及ぼす恐れ

スウェーデン食糧庁の研究者らは、干ばつや洪水などの頻発といった気候変動が、食材にひそむ病原菌の発生を助長する恐れがあると指摘している。研究者らは、食材にひそむ菌が増加することで、食品に含まれる毒素が増えると予想している。オンラインメディア「フード・セイフティ・ニュース」が伝えている。
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研究者らによると、気温や湿度が上昇すると、飲食物に含まれる細菌、ウイルス、寄生虫が増え、それにより毒素も増加する。それが病気の引き金になるという。
研究者らは、今後、炭疽病、リンパ節に悪影響を及ぼす野兎病、サルモネラ症、赤痢、ビブリオ病に感染する可能性が飛躍的に高まると推測している。また、カンピロバクターやリステリアなど、腸内感染症の原因となる有害な微生物も増加していくとみられている。
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