「はやぶさ2」は昨年12月6日に地球へ帰還。サンプルは今年6月から日本国内の研究機関で本格的な分析が進められてきた。JAXAによると先月、採取したサンプルの10%に相当する0.5グラムを、事前に結んだ協定に従いNASAに提供したという。来年1月中旬には、サンプルの一粒一粒について詳細を記録したデータベースを一般公開し世界中から研究提案を募る予定だという。また、現在のサンプル分析の進捗状況は「順調」としていて、「来春にも隕石学の歴史を書き換えるような成果を発表できる」と明かした。サンプルは、日本科学未来館と相模原市立博物館で今月12日まで公開されている。関連記事