IOC、性暴力訴えたテニス選手と中国で面会へ

国際五輪委員会(IOC)は中国共産党の元高官による性暴力被害を訴えた後に行方不明となっていた女子テニスの彭帥選手(35)と中国国内で直接面会する約束を取り付けた。IOCのマーク・アダムス広報部長が表明した。
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IOCのトーマス・バッハ会長は11月21日、彭選手とビデオ通話を行った際、「何も問題はない」とのコメントを選手から受けていた。
これに対し、女子テニス協会(WTA) は手の証言が強要されたものである可能性が高いとの見方を示し、中国領内での試合開催を中止する決定を下した。
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アダムス広報部長は会見の中で次のように発言した。
我々は全ての事実を知ってるわけではないものの、我々は2度の電話を行い、中国で選手と直接面会することで合意した。従って、この問題では直接彼女と連絡を取り、どこに彼女がいるのかを確認する上での一貫したロードマップが存在する。テニス協会からの連絡に一切応じていない点については答えられない。私は本当に知らない。
アダムス広報部長によると、選手をめぐる状況について発言を希望する選手がいれば、選手は記者会見やミックスゾーン、メディアの取材で自らの考えを表明する権利は残されているとコメントした。
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