プーチン大統領は8日、若手研究者会議の参加者と会談した際、次のように発言した。
時々このような印象を受ける事がある。例の合衆国もそうだが、様々な政治勢力が競うように自らの反ロシア的感情を発揮し、それによって内政でポイント稼ぎをしている。これは単なる身内争いだ。ここには何も良い点はなく、そして興味深いことだが、このスパイラルから如何に抜け出すのだろうか。しかし、もちろんこれは実現しなくてはならない。世界情勢の展開により、抜け出さざるを得なくなるだろう。
また自国の安全保障を理由に米国が行う制裁は実際のところロシアの封じ込めることを目的としているとも発言した。プーチン大統領によると、ロシアが苦境に立たされていた1990年代半ば、各国はロシアに友好的な態度を示し、人道支援のルートから「じゃがいもを送ってくれた」。この人道支援についてプーチン大統領は次のように発言した。
このことについては感謝を言いたいし、多くの国々が誠実に接してくれていた。これはその通りなのだ。というのも正直に言うが、私はこうした人々とペテルブルグで交流していた。
プーチン大統領によると、ロシアが困難から脱却して憲法上の一体性を回復し、国際的政治舞台の競争国となるや否や状況が一変したという。
また欧米からの制裁強化を前に、ロシアは主権を引き上げる必要があるとも強調した。ロシアはエネルギーの主要な輸出国であるものの、石油掘削関連の設備はその多くが輸入に頼っていることから、自国製品へとシフトする必要性を指摘した。
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