同保安事務所の公式ページに公開された広告用写真では、サンタクロースの衣装をまとった男性が女性スタッフに向かって座っているが、このスタッフは許可証を作成している。また、書類の下部には、「想像してみてください。こっそり武器を携帯する許可を受けるために、今日、誰がやってくると思いますか?」と説明が記されている。
報道によれば、同保安事務所ではこの公報キャンペーンで誰かの気分を害させようとは考えていなかったと述べ、それどころか、事務所の首脳部は広報の主人公にサンタクロースを選ぶことでお祝いムードを高め、こっそり武器を所持する許可をすでに約5万人の住民に発効した熱心な職員たちに感謝の気持ちを表そうとしたのだという。
しかし、報道によれば、ツイッターのユーザーらは、ピストルを忍ばせたサンタクロースのおちゃらけた広告に憤慨し、これをタイミングの悪い、配慮の欠けたものだと指摘した。一方で、10月末にミシガン州オックスフォード市の地元校の生徒が校内で発砲し、4人が死亡、7人が負傷したことを思い出させた。コロラド州ではこの数年来、たくさんの銃乱射事件が発生しているとザ・ヒル紙は強調する。サンタクロースでさえピストルが必要という公報発案者のアイデアは、ユーザーを喜ばすことはなく、お祝いムードを作り出すことはできなかったと同紙は強調する。
通信社「スプートニク」は以前、米国オックスフォード市の学校で発生した事件について報じている。この事件では、未成年者が銃を発砲し、4人を殺害している。
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