ニュージーランド 若者世代のタバコ購入を生涯禁止する法案を提出へ

ニュージーランド当局が、若者世代を対象に生涯にわたりタバコの購入を禁止する法案を提出することが分かった。この法案は2022年に議会に提出される見込みだが、施行には時間がかかると見られている。メディア「アクシオス」が9日に報じた。
この記事をSputnikで読む
アイシャ・ヴァーラル保健副大臣は、「この法律が施行される年に14歳になる人は、合法的にタバコを購入することはできなくなる」と述べている
統計によるとニュージーランドでは、喫煙は予防可能な死因の主な原因の一つで、がん発症の原因の4分の1を占めているという。
ヴァーラル氏は、この法案は2022年に議会に提出される予定だと明らかにした。可決されればタバコ購入者の年齢に関する法律が施行され、2027年からはタバコ購入可能な年齢を徐々に引き上げることになるという。
さらに豪政府は、タバコを販売できる店舗数を約8000店から500店未満に減らすことを予定している。
同メディアによると、これらの施策は2025年までに国内の喫煙率を5%減少させ、将来的には喫煙の習慣を根絶することを目的としている。この目的を実現するためには、法改正によって特定の年以降に生まれた国民へのタバコの販売・供給を禁止し、「タバコのない世代」を作り出すことが必要だという。
関連ニュース
WHO 電子タバコの児童への影響を憂慮 普及の制限を呼び掛け
喫煙により過去30年間で約800万人が死亡=ランセット誌
コメント