こうした悲劇の1つについて同テレビ局のインタビューにフィラデルフィア在住の女性がコメントした。彼女は最近、バス停で14歳の息子を殺されたばかりだ。少年が通学のためバスを待っていると、近くに止まっていた車から2人の男が飛び出してきて、彼に向かい銃を乱射し始めた。警察発表によれば、少年に向け35発が発射され、そのうち18発が命中したという。
インディアナポリスの市警察の責任者はテレビ局のインタビューで、同市では通りでの殺人が記録的な水準に達したことを認めた。米国の他の都市でも同様の問題に直面している。ポートランドやツーソン、トレド、セント・ポール、オースティン、アルバカーキでも2021年の殺人件数が記録的な水準に達している。
NBCニュースは専門家の意見を引用し、路上の暴力が増加するという問題には、パンデミックや保釈制度の自由化が関係しており、保釈制度の自由化により多くの犯罪者が懲役刑を逃れることができるようになり、さら武器の増加や警察官の削減を生み出したと報じている。しかし、前述の息子を殺された母親はインタビューに、犯罪増加の理由について法執行機関の代表がどんなに激しい議論を行おうとも、死んだ息子は帰ってこないと訴えた。
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