両外相は、同志国との連携も通じ、日英両国がインド太平洋地域の平和と繁栄に向けさらに協力を深めていくことで一致。英国のTPP11(環太平洋連携協定)加入手続きについても意見交換した。
また地域情勢について協議し、林外相は「英国がG7議長国としてASEANを重視、今次会合に招待したことを評価する」としたうえで、ASEANの「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」に関する実質的協力を進めることが重要との認識を示した。トラス外相もまた、英国が新たなインフラ投資イニシアチブ等を通じ、地域の平和と発展に貢献する考えであり、日本とも連携していきたいと述べた。
両外相はオミクロン株の拡大も踏まえ、新型コロナワクチン接種を世界で進めていくことの必要性やワクチン供給を支援していくことを再確認した。
また時事通信によると、両外相は自衛隊と英軍が相互に相手国を訪れる際の法的地位などを定める「円滑化協定」締結に関して意見交換した。