オックスファムの報告書は「ソマリアの約90%が3シーズン連続の降水なしに続く深刻な干ばつに見舞われている。 一部の地域は40年で最も日照り続きのシーズンに直面している。約350万人の住民がすでに深刻な食糧不足に直面しており、さらに数百万人が来年初旬に飢餓に見舞われる恐れがある」と指摘している。
これは、来シーズンに作物を植えたり、家畜の放牧地を見つける可能性がゼロに近づきつつあることに関係しているという。
オックスファムによると、気候変動による持続的な干ばつ、長引く内戦、イナゴの襲来、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが、ソマリアの飢饉の原因となった。オックスファムは、ソマリアの人口の約半分の770万人が、2022年に緊急の人道支援を必要とすると推定している。これは2021年比で30%増。
世界飢餓指数によると、ソマリアは2021年、飢餓に苦しむ人口の割合が最も高い国となった。
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