この魚はデメニギスと呼ばれる小型の深海魚。太平洋の北部に分布しており、水深500メートルからさらに深い場所での捕食に適応している。
デメニギス属の魚を映像にとらえた例は非常に稀なため、研究は進んでいない。モントレーベイ水族館研究所がデメニギスの撮影に成功したのは今回でわずか9度目だという。
デメニギスには2か所のへこみがある。これは通常の魚であれば目がついている部位だが、デメニギスの場合、目は頭部の内側に隠れており、光線を放つ緑の球形をしている。研究者らは太陽を背にプランクトンの姿をとらえるためにこうした目が役に立つと考えている。
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