米、韓国大統領の発言を支持=朝鮮戦争終結宣言への原則合意で

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、韓国、北朝鮮、米国、中国の4者が朝鮮戦争の正式な終結宣言をすることに原則合意したことを受けて、米国務省のジャリナ・ポーター副報道官は、13日、定例会見を行った中で、「米国は朝鮮半島における恒久的な平和の確立を目指している」と述べた。
この記事をSputnikで読む
ポーター副報道官は、その中で、「米国は北朝鮮との対話と外交を通じて、朝鮮半島における恒久的な平和の達成に向けた努力を続けている」と述べ、これを目的として、米国とその同盟国の安全を強化するような、より実質的な進展を成し遂げるために調整された実用的なアプローチの中で北朝鮮と協力していくとした。
韓国 北京五輪への外交ボイコットは検討していない=文大統領
さらに副報道官は、「米国には北朝鮮に対する敵対的な意図はない。前提条件なく、いつでも(北朝鮮の指導部と)会う用意がある」とした上で、「北朝鮮が米国との交渉に前向きに応じるよう期待する。また米国は北朝鮮との協力に向けた最善の方法について、韓国、日本、その他の同盟国との緊密な協議を続けていく」と語った。
韓国の文大統領は、朝鮮戦争(1950〜1953年)の正式な終結宣言に原則合意すると発表した。9月末、文大統領は国連総会で一般討論演説を行い、南北朝鮮および米国と北朝鮮間の対話の早期再開を呼びかけた他、朝鮮戦争の終結宣言をするよう改めて提案した。
関連ニュース
朝鮮戦争の終戦宣言に難色 岸田政権、韓国の提案に
韓国と米国 朝鮮戦争の正式な終結について議論へ
コメント