米国務省、ASEAN加盟国とのパートナーシップ強化へ 中国の「攻撃的な」行動に対抗

米国のアントニー・ブリンケン国務長官は14日、訪問先のインドネシアの首都ジャカルタで講演し、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国は中国の政策に懸念を表明しており、米国はこれらの国々とさらに深い関係を構築する方針であることを明かにした。
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ブリンケン氏は「中国の攻撃的な行動について、北東アジアから東南アジア、メコン川から太平洋諸島に至るまで、多くの懸念がある(中略)我われは、強く、独立したASEANとのパートナーシップを強化する」と述べた。
 さらにブリンケン氏は、「中国の攻撃的な行動が年間3兆ドル相当の製品の自由な移動を脅かしている」とする南シナ海での航行の自由を米国は確保する方針だと指摘した。
 また米国は、日米韓3カ国の関係を強化するほか、オーストラリアとの安全保障協力も拡大する方針だという。
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クメール・タイムズは先週、カンボジアのフン・セン首相を引用し、ASEANと米国は来年2月に首脳会議を開催する可能性があると報じた。ASEANは1967年に設立され、現在はブルネイ、ベトナム、インドネシア、カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、シンガポール、タイ、フィリピンで構成されている。
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