新型コロナウイルス

デルタ株とオミクロン株の「津波」に直面している=WHO

世界保健機関(WHO)は、国際社会は新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」および「オミクロン株」を含む新型コロナ感染の「津波」に直面していると考えている。WHO新型コロナウイルス感染症担当技術責任者のマリア・バンケルコフ氏が発表した。
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バンケルコフ氏は「私は世界における『デルタ株』と『オミクロン株』の感染の津波に我われは直面していると考えている」と述べ、世界の首脳たちに対し、待つのではなく、2022年に新型コロナウイルス感染症のパンデミックに終止符を打つために直ちに行動するよう呼びかけた。
またWHOは、オミクロン株によって世界の入院数及び死者数が増加すると予想している。英紙フィナンシャル・タイムズによると、英国ではすでに増加がみられている。英国のオミクロン株の新規感染者数は公式統計の数百倍に上り、1日あたり20万人に達したことが判明した。13日、英国でオミクロン株での初の死者が確認されたことがわかった。
2021年11月末、南アフリカ共和国で新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスB.1.1.529が発見され、変異の種類が32と著しく多いことが確認された。世界保健機関(WHO)はこれをオミクロンと命名し、感染リスクが「極めて高い」ことから「懸念される変異株」に分類している。オミクロン株が既存のワクチンによる免疫を回避するかどうかは現時点では不明。ロシア国立ガマレヤ研究所、ファイザー、バイオエヌテックモデルナの各社はすでにオミクロンに対抗するワクチン開発に着手している。
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