新型コロナウイルス

国連総会議長 世界人口40%に接種達成の目標は失敗

国連総会のアブドゥラ・シャヒド議長は記者会見で、世界は2021年末までに地球上の全人口の40%にワクチン接種を完了するという目標を達成できなかったと述べた。
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シャヒド議長は、「目標では年末までに40%、来年半ばまでに70%のワクチン接種を完了させるはずでした。それでこれは達成できましたか? いいえ」と述べ、ワクチン配分の公平性の実現という目標は、まだ達成されていないとも指摘した。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長 は先日、各国に対し、2021年末までに地球人口の40%に、2022年半ばまでに70%にワクチン接種を完了させるという目標を示していた。
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デルタ株とオミクロン株の「津波」に直面している=WHO
テドロス事務穀町は今日、14日のブリーフィングでオミクロン株は現時点で77か国で検出されたと発表している。
研究者らは11月20日、ボツワナと南アフリカで新型コロナウイルスが細胞に侵入する際に必要なスパイクタンパク質に32個の変異があるウイルス株「B.1.1.529」が出現したと発表した。研究者らによると、スパイクタンパク質のゲノムにみられる多くの変異は、この株は高い感染力を持ち、実効再生数(1人の感染者が平均して何人に感染させるかを表す指標)が大きくなる可能性や、回復者やワクチン接種者が保持している抗体に対して抵抗力があることを示しているが、これらの点に関して最終的な結論を出すにはまだ早いという。
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