NHKの報道によれば、米国の治験結果を踏まえ、厚生労働省は3回目のブースター接種で使用される量をこれまでの半分とすることを決めた。来年3月から始める職域接種のほか、自治体が行う個別接種や大規模接種でも使用する方針をたてている。
厚生労働省は、これまで個別接種に配分していたファイザーのワクチンの供給量が見通せないため、2回目までファイザーを接種した人に3回目はモデルナを使用する「交互接種」を進めるとし、来年6月までに少なくとも9750万回分のワクチンを確保できる見通しを明らかにした。
3回目の接種を実施する国がある一方で、世界人口の半分以上が2回の接種でさえ進んでいない。前日の14日、国連総会のアブドゥラ・シャヒド議長は記者会見で、世界は2021年末までに地球上の全人口の40%にワクチン接種を完了するという目標を達成できなかったと述べた。