オーストラリア 絶滅の危機に瀕した野鳥の鳴き声のアルバムが音楽チャートのトップ5入り

オーストラリアで鳥のさえずりだけで構成されたアルバム、「ソング・オブ・ディサピアランス」が音楽チャートでトップ5入りを果たした。BBCが報じている。
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アルバムは53曲のトラックから構成。制作した自然保護団体「バードライフ・オーストラリア」は、これにレコーディングエンジニアのデビッド・スチュワート氏の音源を使用している。スチュワート氏は30年以上にわたって貴重な野鳥の鳴き声を記録してきた。鳥のさえずりを「とらえる」ために何時間も鳥のそばの茂みに隠れなければならないという。
「ソングス・オブ・ディサピアランス」は日本時間の12月16日20時20分現在、オーストラリアのヒットチャートでABBA、アデル、オリヴィア・ロドリゴ、ザ・ウィークエンドやマイケル・ブーブレ、マライア・キャリーのクリスマスヒットソングなどを制して、5位につけている
アルバムの売上は、自然保護プロジェクトに寄付される。
オーストラリアに棲息する鳥類の種類の25%が今、絶滅の危機に瀕している。鳥の生息地は2019年、2020年に起きた山火事で広範囲に渡って破壊された。
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