中国との国境に接している新義州(シニジュ)市在住の消息筋が自由アジア放送に語ったところによれば、当局は市民に娯楽、買い物を禁じた。この人物の話では、1年前の命日の服喪期間には酩酊状態の市民が探し出され、逮捕された。消息筋は「こういう人たちはイデオロギー上の犯罪者とされた。どこかに連れ去られてしまい、その後、行方はわからない」と語っている。
「服喪期間に親戚が死亡した場合、大声で泣くことも禁じられた。遺体を運び出すのも服喪が終了してからでないとだめ。服喪期間に自分の誕生日が当たってしまった人は祝うこともできない」自由アジア放送の消息筋はこう語っている。
西海岸の黄海南道のある市民は、服喪期間には、「集団の喪に服す気分に害を与える者を征伐する」ために当局によって警察の特務部隊が編制されると明かしている。
金正日氏は、1994年に父親の金日成氏の逝去後、北朝鮮の最高指導者となり、2011年に死去するまで国を率いた。金正日氏の死後、息子の正恩氏が代わって最高指導者となっている。
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