研究に参加したひとり、米ウィスコンシン大学マディソン校のアーロン・レボ氏は、「この小さな抗体様タンパク質(VNAR)は、ヒトの抗体には到達不可能な奥まで浸透することができる」と語る。
研究者らは、このたんぱく質はヒトに対して用いられたことがないため、近いうちに人間の治療に使用されることはないものの、次に起きる大規模感染へ備える布石になると考えている。
研究者らは、VNARベースの製剤の生産はヒトの抗体を使うより安価で簡単であるうえに、免疫系が弱く、身体がワクチンを受け付けることができない人に適していると指摘している。
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