ロシア、オープン・スカイズ条約正式に脱退

ロシアは18日以降、オープン・スカイズ条約の加盟を正式に停止する。同条約に伴う自国義務も同時に停止となる。ロシア外務省が発表済み。
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ロシアは数カ月前に同条約加盟国に対し、条約脱退を事前通告していた。ロシア外務省の声明では「この一歩は同時に、ロシアおよびベラルーシが加盟する同条約グループからの脱退を意味する」と説明。
ロシア外務省は、ロシアは「米国およびその同盟国、またその顧客による多数の同条約違反にも関わらず」同条約維持に向けてあらゆる努力を尽くしてきた、と強調している。
ロシアがオープン・スカイズ条約脱退を決定したことが明らかになったのは2021年1月。今年6月、プーチン大統領は同条約破通告に関する大統領令に署名した

オープン・スカイズ条約

オープン・スカイズ条約は1992年に署名が行われ、冷戦後の欧州で信頼を強化する方策の1つとなった。条約は2002年から効力が発生し、加盟国に相互の軍事力と施策の情報をオープンに収集することを可能とした。これまで条約へは34ヵ国が加盟していた。
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