新型コロナウイルス

イタリア医薬品庁長官 オミクロン株に必要な抗体量は従来株の40倍

イタリア医薬品庁(AIFA)のジョルジオ・パル長官は、新型コロナウイルスのオミクロン株に対抗するために必要な抗体の量は、従来のウイルス株に対する抗体量より大幅に多くなる可能性があると述べた。同国紙「コリエーレ・デラ・セラ」が報じている。
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パル長官は、「未発表の研究によると、新たなウイルス株(オミクロン株)を阻止するための抗体の量は、従来の株を中和するのに求められる量の10〜40倍が必要だ」と明らかにした。
同氏によると、オミクロン株はワクチン2回接種や、感染・回復後に得られた抗体を回避する能力をもっているという。
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オミクロン株とデルタ株に同時感染する3つの条件
さらにパル氏は、新型コロナウイルスワクチンを3回接種することでウイルスに対して効果的に働き、ワクチン接種が完成すると指摘している。
これに関してパル氏は、「これはワクチン学で示されているパターンの1つだ。3回目の接種を行う必要があるということが、新型コロナ対策における失敗の証拠だと見なすべきではない」と指摘した。
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