彭選手は19日、シンガポールの聯合早報によるインタビューで「非常に重要なことを強調する必要がある。誰かが私に性的暴行を加えたと言ったり書いたりしたことはない。私はこの点を明確に強調しなければならない」と語った。
彭選手は、SNS「微博(ウェイボ)」に掲載し、その後削除した性的暴行被害の告発にまつわる投稿について、人々に「誤解」を招いたと指摘し、「プライバシーの問題」だとした。
さらに彭選手は、何らかの監視下に置かれることなく、北京の自宅で暮らしていると強調した。また、新型コロナウイルス感染拡大のため国外を出るつもりはないと述べた。
彭選手は19日、上海で行われたクロスカントリースキーの大会を訪れていたとされている。
11月上旬、彭帥選手は中国のSNS「微博」に投稿した中で、張高麗前副首相を批判した。投稿の中で選手は性的行為の強要に加え、数年間にわたって不倫関係を強いられていたと非難した。この投稿はすぐに削除され、選手のアカウントは中国のインターネットやSNSから消えた。その後、選手とは連絡が取れなくなっていた。
11月21日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は彭選手とビデオ通話で会話し、彭さんはバッハ会長に無事だと伝えた。
女子テニス協会(WTA)は、彭帥さんの問題をめぐり中国での全ての大会を中止すると発表した。
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