中国外相 台湾は「戻ってくる」

台湾はいずれ戻ってくる。20日、2021年の国際情勢と中国外交に関する会議に出席した中国の王毅外相は、開会式でこのように述べた。
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中国外務省のサイトによると、王外相は開会式で、「台湾海峡をめぐる新たな緊張は、台湾当局が『独立』を求めて米国に頼ろうとする行為と、米国と他の国々が台湾を利用して中国を支配しようとする意図によるものだ」と述べた。
さらに王氏は、「台湾はいずれ故郷に帰る旅人であり、他の者に利用される駒ではない。中国は団結しなければならないし、必然的に団結することになる」と述べた。
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1949年、中国共産党との内戦で敗れた蒋介石率いる国民党軍が台湾に進駐し、中国政府と台湾との公的な関係は破綻した。1980年代末には、台湾と中国本土とのビジネスや非公式な交流が再開された。1990年代初頭以降は、両国は海峡両岸関係協会(中国側の対台交渉窓口機関)と海峡交流基金会(台湾側の対中交渉窓口機関)を通じて連絡を取り合ってきた。
これよりも前、台湾の邱国正・国防部長(国防相)は、中国は2025年までに台湾を全面的に侵攻できる能力を持ち、現在の台湾海峡地域の状況は過去40年間で最も緊迫していると述べた。
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