プーチン大統領、ロシア軍近代化について語る

ロシアのプーチン大統領は、今年2021年のロシア軍の活動を分析、総括し、さらなる発展のための優先事項を定めた国防省の会議で演説した。プーチン大統領によると、軍の近代化に向けた作業が続けられ、そのおかげで、近代的な兵器の割合は71%超、核戦力においては89%になった。
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プーチン氏は、軍の戦闘訓練のレベルが高まり、それは合同軍事演習「ザーパド2021」によって示されたと指摘した。

NATO拡大について

プーチン大統領はその演説の中で、過去数カ月の欧州における困難な状況について触れた。同氏は、状況悪化の責任は、NATOの戦略的安定性と拡大に関するさまざまな合意から逸脱している米国にあると指摘した。
プーチン大統領によると、米国は、国際法規範や国連憲章が自分たちにとって有益な場合はそれを遵守するが、利益に合致しない場合はそれらについて忘れてしまう。同氏は、そのような詐術にはもううんざりだと述べた。
プーチン大統領は、NATOの(軍事)インフラがさらに進み、ウクライナに整備された場合、ミサイルの飛行時間は7分~10分に短縮され、極超音速兵器は5分に短縮されるとし、これはロシアにとって深刻な課題になると再び指摘した。

「ロシアの国境周辺における直接的な米国及びNATOの軍事グループの増強や、予定外のものを含む大規模な演習の実施が懸念を呼んでいる。われわれは、ロシアの近くで米国のグローバルなミサイル防衛システムの構成要素が展開されていることを非常に懸念している。」

またプーチン大統領は、口頭での保証ではなく、法的な安全保証を米国から得る必要があると述べた。ロシアは、米国の非友好的な行動に対して、適切な軍事技術的措置を講じるという。
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