Dishbrainと呼ばれるシステムは、人間の脳の約百万個の生きた細胞で構成されている。研究チームは、それらを刺激し、神経活動を分析する微小電極アレイの上に細胞を載せた。
Cortical Labsの主任研究員ブレット・ケーガン氏はこれについて「サイボーグの脳と呼ぶことができると考えている」と述べた。
細胞は、アーケードゲーム「Pong」を模倣した「仮想ゲームの世界」に埋め込まれた。ボールがある場所を示すために、アレイの左側の部分や右側の部分に電気信号が順々に送信された。それに反応して「ミニ脳」はラケットを操作するためにニューロンを活性化した。
研究では、「ミニ脳」がゲームを習得するためには10〜15セッション(15分のゲームセッション)で十分だが、人工知能(AI)は約5000セッション必要であることが明らかになった。一方、「ミニ脳」対AIでは、AIが「ミニ脳」に勝った。
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