キンバリー地方ではシーズンの終わったマンゴーの実が地面に落ちて、腐敗し、そこに太陽光があたって発酵が始まった。糖分の多いマンゴーは発酵すつろアルコールが生成されてしまう。これがハゴロモインコを引き寄せるようになり、発酵した汁をむさぼるように飲んだインコが住民の生活を脅かすようになったというわけだ。
インコのなかには酔っぱらった挙句、いとも簡単に外敵の餌食になって死んでしまう鳥もいる。地元の獣医が、挙動がおかしいと連れてこられた約6羽のハゴロモインコを治療したところ、エタノール中毒であることが判明した。
インコを診察したブルーム動物病院のポール・マーフィー医師は、「通常、インコは2~3日は影響を受けます。アルコールのせいで非常に眠くなり、程度は様々ですが栄養失調の状態にあります。窓ガラスにぶつかってきたり、地面に座り込んで飛べないという報告も何件か聞いています。この状態では、インコは猫などの餌食になりやすいのです」と説明している。
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