専門家らは、このような新型コロナの合併症は十分にまれで、新型コロナウイルスに感染した子どもや青少年の半分にすぎず、多くの場合は無症状だと説明した。多系統炎症性症候群の症状は、高熱、持続性咳嗽、味覚や嗅覚の変化または喪失など。
小児科病院「Great Ormond Street Hospital」によると、多系統炎症性症候群を発症した子どもや青少年には、疲労感、倦怠感、腹痛、腹部の痙攣、下痢、嘔吐、手足の浮腫、皮膚の皮がむける、発疹、頭痛、筋肉痛などの症状がみられる。浮腫が全身に広がるのは、典型的な免疫応答だという。
また医師らによると、半年後に臓器の損傷がみられるケースもあり、数カ月間にわたって身体の運動・動作の困難が残るという。
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