新型コロナウイルス

東京都内でもオミクロン株が「市中感染」

24日、東京都の小池百合子都知事は定例会見で、都内ではじめてオミクロン株の「市内感染」が確認されたと発表した。朝日新聞が報じた。
この記事をSputnikで読む
感染が確認されたのは、都内のクリニックの医師で、すでに入院している。同医師は海外への渡航歴がなく、感染経路も明らかではない。濃厚接触者とされる家族と勤務先の5人はPCR検査で陰性となっており、症状も出ていないという。
会見では、この他にも3人のオミクロン株の感染が公表されたが、いずれも渡航歴が確認されている。オミクロン株の「市中感染」は、22日に大阪で発表されたのをはじめ、京都でも感染者が見つかっている。
日本 オミクロン株の感染 対策必要地域で無料検査を実施へ
世界保健機関(WHO)によれば、新型コロナ「オミクロン株」の感染症例は世界106ヵ国で確認された。
またWHOは、最新のデータを引用し、「オミクロン株」は、集団免疫が高レベルである諸国でさえも、感染スピードがデルタ株よりも早いと認めている。
WHOによれば、この変異種の重症化に関するデータは今でも「限定的」だが、報告によれば、南アフリカと英国での「オミクロン株」による入院患者数は「増加の一途」だという。
また、中間データによれば、新型コロナが完治している、またはワクチン接種を終えている人で、「オミクロン株」に感染した患者では、同ウイルスの中和は、これまでのコロナ株の症例よりも悪化することが明らかとなっている。
関連ニュース
オミクロン株の脅威は議論の余地あり=露医療研究所トップ
子どもが新型コロナにかかった場合の危険な合併症
コメント