ポーランドが移民問題からウクライナ国境でのフェンス建設を検討

ポーランドは、ベラルーシとの国境危機が続いていることから、ウクライナとの国境に防御フェンスを建設する可能性がある。与党党首で安全保障担当のヤロスワフ・カチンスキ副首相が新聞「Gazeta Polska Codziennie」のインタビューで明らかにした。
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同副首相は、「私は、ベラルーシとの国境ですでに建設中の障壁が強化され、ウクライナとの国境まで延長される可能性を排除しない。緊張と侵略が数年続くことを覚悟しなければならないかもしれない」と述べた。
以前、ポーランドが移民に関する状況を背景に、ベラルーシとの国境に防御フェンスの建設を開始していると報じられた。壁の全長は約180キロメートル、高さは5.5メートル超になると予想される。壁には、暗視カメラや動体検知器などが設置される予定。
ベラルーシ・ポーランド国境線上の柵の概略図

ベラルーシとポーランドの国境の移民危機

欧州連合(EU)とベラルーシの国境で発生した移民危機は、ベラルーシ当局が西側との関係悪化を背景に難民到来に対する規制を緩和した後の夏に始まった。11月8日、約3000人の不法移民がポーランドとベラルーシの国境近くに集まっていることが判明し、状況が悪化した。
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