厚生労働省によると、製薬会社がオミクロン株に対する効果を調べたところ、ウイルスの増殖を抑える能力を示す「中和活性」がこれまでの変異ウイルスなどに比べて少なくとも1000分の1に低下したという。
このため、オミクロン株に感染している患者には効果を期待できない可能性があるとして、投与を推奨しないことを決めた。近く全国の医療機関に通知する見通し。
一方、英製薬大手グラクソ・スミスクラインと米バイオテクノロジー社が共同開発した同様の抗体治療薬「ソトロビマブ」については、オミクロン株への効果が維持されているという。
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