エテリ・トゥトベリーゼ・チームで研鑽するワリエワは若干15歳。FSプログラムに宣言したジャンプのすべてをミスなく跳んだ。
ワリエワはFSで185.29点を、総合272.71点を獲得し、FS、総合ともにこれまでの自己ベスト、世界最高得点の記録を塗り替えた。ただし、国内大会での得点は国際フィギュア連盟(ISU)の規定では考慮されないため、本大会の結果は世界記録としては登録されない。
2位は異名「ロシアのロケット」のアレクサンドラ・トルソワ(17)でSP 74,21点、FS174,44点、総合248,65点。3位は2021年世界チャンピオンで昨年までロシア選手権連続3冠のアンナ・シェルバコワ(17)。シェルバコワは239,56点(FS 158,10点、SP 81,46点)。今回も鬼才コーチ、エテリ・トゥトベリーゼ・チームのメンバーがそろって表彰台を占めた。
2015年世界チャンピオン、2021年世界選手権・銀のエリザベータ・トゥクタミシェワ(25)は総合224.40点で7位(SP 71,28点、FS 153,12点)。25年の人生でトゥクタミシェワのロシア選手権出場回数は実に14回と最高記録。ただし、ロシア選手権で金メダルは2013年の1度だけ。