ペンパイによると、ウー氏は「我が国は現在、ペイロード(積載量)が大きい運搬ロケットを開発しており、このロケットは『天宮号宇宙ステーション』全体の1度の打ち上げに匹敵する150トンの宇宙機を地球低軌道に運ぶことができる」と述べた。
新たな超重量級運搬ロケットは、最大30トンの宇宙機を月に運ぶこともできる。これは月探査機「嫦娥5号」4機の重さに相当する。
同プロジェクトは、今後の深宇宙探査ミッションや有人月面着陸において重要な役割を担うことになる。ウー氏によると、運搬ロケットの開発は深く掘り下げた設計と技術的立証の段階にある。
中国は、国家宇宙計画を積極的に進めている。軌道上では宇宙ステーションを建設中で、2022年に稼働予定。中国の今年の打ち上げ回数は50回を超え、自国の記録を更新した。
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