IT・科学

中国、最大150トンの打ち上げ能力を持つ運搬ロケットを開発中

中国は現在、地球低軌道へ最大150トンの打ち上げ能力を持つ超重量級運搬ロケットを開発している。情報リソース「ペンパイ」が27日、中国国家航天局(CNSA)のウー・ヤンフア副局長を引用して報じた。
この記事をSputnikで読む
ペンパイによると、ウー氏は「我が国は現在、ペイロード(積載量)が大きい運搬ロケットを開発しており、このロケットは『天宮号宇宙ステーション』全体の1度の打ち上げに匹敵する150トンの宇宙機を地球低軌道に運ぶことができる」と述べた。
新たな超重量級運搬ロケットは、最大30トンの宇宙機を月に運ぶこともできる。これは月探査機「嫦娥5号」4機の重さに相当する。
タイムズ紙:中国が軌道上に長さ1キロの宇宙船建設を展望
同プロジェクトは、今後の深宇宙探査ミッションや有人月面着陸において重要な役割を担うことになる。ウー氏によると、運搬ロケットの開発は深く掘り下げた設計と技術的立証の段階にある。
中国は、国家宇宙計画を積極的に進めている。軌道上では宇宙ステーションを建設中で、2022年に稼働予定。中国の今年の打ち上げ回数は50回を超え、自国の記録を更新した。
関連ニュース
月の土壌から酸素を抽出可能に 中国
中国で特別な遺伝子組換えジャガイモを宇宙で栽培する計画が提案
コメント