ブルームバーグによると、人類史上最大のワクチン接種キャンペーンは継続中で、これまでに合計89億5000万回以上の接種が行われた。100人につき116回の接種が行われたことになるという。「現在、1日あたりの平均接種率は4340万回で、このペースが続いた場合、世界の人口の75%が少なくとも1回のワクチン接種を受けるまでにはあと5か月かかる」と指摘している。
専門家によると、日常生活の回復には人口の約75%がワクチン接種を受ける必要があると同紙は強調している。すでに38か国で、住民の75%が少なくとも1回のワクチン接種を受けている。
ブルームバーグによると、ワクチン接種の進行は地域によって不平等な状態が続いており、「高所得国は低所得国の10倍の速さでワクチン接種を行っている」と指摘している。
ブルームバーグの推計によると、中国では27億回の接種が行われ、中国人の88.6%が少なくとも1回が、85.2%が2回の接種を完了した。米国では61.7%、フランスでは79.6%、ドイツでは70.9%、英国では70.7%が2回のワクチン接種を完了させている。一方、コンゴ民主共和国は0.1%、チャドでは0.5%、ハイチでは0.6%、イエメンでは1.2%しか2回のワクチン接種を完了させていない。
ロシアでは1億4369万回のワクチン接種が行われ、人口の44.4%がワクチン接種を完了させた。
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