ロシア外務省が指摘 米国の制裁を背景とするアフガニスタンの金融状況

アフガニスタンの銀行システムは米国の制裁が発動されて以降機能しておらず、国連の人道支援機関の職員らは同国に現金を持ち運ばねばならない。ロシア外務省の国際機関責任者であるピョートル・イリイチェフ氏が通信社「スプートニク」のインタビューで明らかにした。
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同氏は、「国際連合人道問題調整事務所の情報によれば、アフガニスタンの状況は困難で不安定なものとなっている」と語った。
イリイチェフ氏は、年末までに国際金融機関は人道支援機関の予算12億ドル(約1374億)を振り替えることを約束したと述べた。
同氏は、「しかし、アフガニスタンの銀行システムは機能しておらず、そのため、約束の金銭の同国住民への送金は終了していない。国連職員は現金を持ち運ばねばならない」と強調した。
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