南アフリカ政府 マンデラ氏の刑務所独房の鍵 NY競売出品に反対

南アフリカ共和国政府は、ネルソン・マンデラ元大統領が収監されていた刑務所独房の鍵をニューヨークの競売会社ガーンジーズ(Guernsey’s)に出品することに反対姿勢を示した。ムテトワ同国スポーツ・芸術・文化大臣が明かした。
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ガーンジーズのHPによると、競売は1月28日スタート。マンデラ氏の他の私物も出品される予定。
同相は、鍵が本物かどうかは現在確認作業が進んでいるとしたうえで「文化遺産という観点でこのような重要性をもった物を個人所有する権利は誰にもない」と語った。
ネルソン・マンデラ氏は南アフリカ共和国で1948年から1994年まで実施されていた人種分離政策「アパルトヘイト」時代、反対運動で最も有名な活動家の1人。国家反逆罪で終身刑の判決を受け、ロベン島収容所で27年間を過ごした。収監中に国際的な知名度を得る。国内外で釈放を求める運動が展開された。1994年に同国で初の黒人大統領となった。
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