報道によれば、米国のジョー・バイデン大統領が主導する北京五輪での外交的ボイコットという取り組みは、「限定的な成功」となった。米国の2大政党の党首と、英国とカナダ、日本、オーストラリアといった主な同盟国はボイコットに賛同したが、このイニシアチブが全面的承認を得たわけではない。報道によれば、たとえば、フランスは北京への自国の外交使節の派遣を表明し、人権問題での懸念の表明をふくめ、政治的目的でスポーツ大会を利用することに反対を表明している。韓国はボイコットには加わらないが、それは中国と北朝鮮問題で積極的に協力し合っているためだと同紙は指摘する。
また、同紙は、同盟加盟国は、この問題ではさまざまな考えを持っており、欧州連合(EU)もまだ最終的な判断を行っていないと報じている。また、ドイツ外務省の新しい責任者は、米国政府が発表した北京五輪での外交的ボイコットに支持を表明し、2026年の冬季五輪開催国であるイタリア政府は、ボイコットに加わることは計画していない。報道によれば、リトアニアは目前に迫った大会への外交団の派遣は行わず、冬季五輪のメダル獲得の常連国であるノルウェーは、コロナウイルスのパンデミックであらゆる予防措置を十分に講じながら、外交使節団と選手の派遣を予定している。
米国の専門家、メアリー・ギャラガー氏は、米国の同盟国が一枚岩でないということが中国を優位にさせると考えている。ヒル紙のインタビューにギャラガー氏は、「私の考えでは、ほとんどの場合、ボイコットという類の重要問題は、米国の同盟国と他の西側民主主義国の間の分断線がどこにあるのか、どこに意見の相違があるのか、米国がそうした措置をとった際に誰が味方になるのかを、中国政府にはっきりと教えることになる」と語った。
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