NHKが「オミクロン株」の患者10人以上の治療にあたった東京都内にある国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長を引用して報じたところによると、患者は無症状または症状が出ても発熱やせきなどで重症化した人はおらず、「デルタ株」の患者と比べて味覚や嗅覚の異常を訴える人も少ない。
一方、大曲センター長は、患者のほとんどがワクチンを接種しており、20代から60代までの比較的若い世代が中心であるため「オミクロン株で重症化する率が低いのか、若い人を中心に感染しているから低いのか、区別がつかない」とし、オミクロン株の性質が明らかになるまでは気を引き締めて対応することが重要だと指摘した。
関連ニュース