金正恩氏、2022年は大規模な決死の戦いの年になる

北朝鮮の指導者・金正恩氏は、朝鮮労働党中央委員会総会の今年を総括する締めのスピーチで、米国や韓国との関係については詳細に語らず、国内問題について述べ、2022年に控える「大規模な決死の戦い」に勝利する必要性があるとし、2021年については「勝利の年」だったと評価した。北朝鮮の朝鮮中央通信が報じた。
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朝鮮中央通信は「総書記(金正恩氏)は、2022年の戦いは大規模な決死の戦いであり、社会主義の全面的な発展のため、偉大な北朝鮮の人民と愛する子孫のために果敢に繰り広げ、わずかな遅れもなく必ずや勝利しなければならないと述べた」と報じた。また金氏は、今年と同じように、北朝鮮の党と人民は2022年も再び勝利を収めるだろうとの確信を表明したという。
金氏は過去2年間、国民向けの新年の辞を発表せず、その代わりに年末または年始の大規模な党大会のスピーチで国民に自身の考えを伝えている。
金氏は2019年末、4日間の党総会で議長を務め、2020年1月には政権に就いて以来初めて新年の辞を発表しなかった。2021年は1月の党大会で演説し、国民向けの新年の祝辞は発表しなかった。
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