ブーン氏は、世界経済は予想以上に回復が遅れると指摘する。つまり、2020年の世界的GDPの低下は、経済協力開発機構が4.5%と想定したポジティブな見通しとは異なり、6%と予想される。
同氏は、「私たちは、一連の国々が突然、財政支援を中断し、状況を悪化させることを危惧している」と強調した。今日、経済大国は新型コロナのパンデミックへの対応で支出を増強しなければならず、その結果、これらの国々の債務は第2次世界大戦時の水準に達する。2020年7月に経済先進国の債務は世界のGDPの128%に相当したとローレンス・ブーン氏は指摘した。
関連ニュース