タリバン 押収のアルコール3トンをカブールの川に廃棄

アフガニスタンの権力を掌握したイスラム原理主義勢力タリバンは押収した3トンのアルコールを首都カブールの川に廃棄した。大量のアルコールは先に設立された総合情報局(GDI)の行った襲撃で摘発された。
この記事をSputnikで読む
ガーディアン紙によれば、総合情報局は「イスラム教徒はアルコールの製造、販売には決して手を染めてはならない」とする動画を発表した。カルト・エ・チャル地区でアルコールを密売していた3人は逮捕された。
アフガニスタンにおけるアルコールの製造、販売はタリバンが政権を奪取する前にも禁じられていたが、タリバンはより厳格な制限を強いている。
アフガニスタンでは今年の春、米国が軍の撤退を発表後、武装組織「タリバン」は大規模作戦を展開し国内を支配。8月15日、戦闘なしで首都カブールに進入。アシュラフ・ガニ大統領は国外に脱出し、ガニ政権は事実上放火。タリバンは9月6日に国内制圧を宣言、9月7日に暫定政府を発表したが、国際社会ではまだ正式に認める国はない。
関連ニュース
タリバン アフガニスタンの新たな正規軍設立がほぼ完了
アフガン首都 女性らが米国に抗議 凍結された自国の資産返却を要求
コメント