オミクロンに感染することでデルタに対する免疫反応アップ=南ア研究

南アフリカ共和国の研究グループが行った研究から、新型コロナウイルス変異種「オミクロン」罹患者の体内では「デルタ」株を中和させる抗体がつくられていることがわかった。
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この研究はまだ検証されておらず、被験者の少数のサンプルで行われた。被験者はコロナワクチン接種を受けた者、未接種の者を合わせて約30人で、全員がオミクロンに感染済み。
アフリカ健康研究所(AHRI)のアレックス・シガール氏がツイッターで公開した研究では「オミクロンの中和能力は研究開始後14日間で14倍上がり、オミクロンに対する体液性免疫応対を示している。デルタ株の場合、中和能力は4.4倍だということが重要だ」と指摘されている。
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研究グループは、オミクロン罹患者のデルタ株に対する抵抗力が上がることで「デルタの再感染能力が低下」する可能性があるとしている。
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