オールバニ郡地区検察のデヴィッド・ソアレス検事長は、クオモ前州知事に対する容疑について、起訴を断念し、裁判所に対し刑事訴追を取り下げるよう申し立てたと発表した。
ソアレス氏は、被害女性に関しては「協力的で信頼できる」としつつ、「証拠を検討した結果、公判で犯罪を証明することはできないとの結論に達した」と述べ、刑事事件としては立件できないとの判断を下したことを明らかにした。
クオモ前州知事は、元側近を含む女性11人に対するセクハラ疑惑が州の調べで認定されたことを受けて、辞意を表明した。被害女性らが挙げた行為について前知事は、友情や愛情の表現、ジョークやユーモアで行ったものだとして無実を訴え、訴追は政治的動機に基づくものだと主張している。
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