ジュガーノフ党首は、カザフスタンでの暴動は、ガス価格を2倍値上げした政府によって扇動されたものであるとし、それに加えて、すべての物価が上昇する中で賃金は低いままであることから国民の不満はさらに広がっていると指摘した。
ジュガーノフ氏はまた「オリガルヒの資産は労働者の利益を考慮したものでなく、これが大規模なデモを引き起こした」と付け加えた。またジュガーノフ氏は、「ロシアにハイブリッド戦争を布告した」勢力は、豊富な天然資源を保有し、ロシアとの間で総延長7,500キロメートル以上にのぼる世界でもっとも長い国境線を持つカザフスタンを打ち砕こうとしているとも述べた。
年明け以降、カザフスタン西部の産油地域であるマンギスタウ州ジャナオゼンやアクタウの住民が2倍におよぶ燃料価格の上昇に抗議するため集結したが、他の都市にも抗議行動が広まった。大都市のアルマトゥイでは4日早朝から5日深夜まで治安部隊と抗議行動参加者が衝突、警察はスタングレネードや催涙ガスを使用した。
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