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ロシアの科学者 宇宙から地球に電力を供給する方法を研究

国営宇宙公社ロスコスモスの傘下「ロシア宇宙システム」の専門家らが、宇宙から地球に太陽エネルギーを送る「太陽宇宙発電所」について研究を行ったことが分かった。
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太陽宇宙発電所は、宇宙空間で太陽光からエネルギーを生み出し、地上に送るためのもの。太陽宇宙発電所は宇宙と地球上に設置されるが、この発電所の大きな特徴は、効率よくエネルギーを作り出す点だ。ロシア宇宙システムのマリア・バルコワ研究員は、「宇宙空間で太陽エネルギーを効率よくレーザー光に変換し、エネルギーの損失を最小限に抑えたまま地球にエネルギーを伝送できる。つまり、人類は宇宙空間で、再生可能エネルギーである太陽光から無限にエネルギーを取り出すことができる」と説明している
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太陽宇宙発電所は、宇宙と地上にある2つの部分から構成される予定。宇宙空間には、太陽からのエネルギーを蓄積し、地球に伝送する施設が、地球にはそのエネルギーを受け取る施設が建設される。
この発電所の開発により、天候や時間帯に関係なく、地球上の島々や山間部、北方地域などアクセスが困難な地域にも代替電力を供給することが可能になるという。
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