ジョコビッチ選手のビザ取り消し決定 無効の判断 豪裁判所

メルボルンのオーストラリア連邦裁判所は10日、新型コロナウイルスワクチン接種免除の書類不備を理由に国境警備局がビザを取り消し、国外退去を決定したのは合法的な措置ではないとして異議を申し立てた男子テニスのノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)の訴えを認めた。
この記事をSputnikで読む
連邦裁判所の裁判官は5時間にわたる審理の末、ジョコビッチ選手のビザ取り消しに関するオーストラリア当局の決定を無効とした。
ジョコビッチ選手は5日夜にメルボルンの空港に到着したが、書類の不備を理由に隔離施設に収容された。ジョコビッチ選手は、オーストラリアの国境警備局に対し、新型コロナウイルスワクチン接種免除について「同氏が法的な医学的免除を得ているという客観的かつ偽りのない証拠」を提示することができなかったという。一晩続いた手続きの後、ジョコビッチ選手のビザは取り消され、同氏は国外退去の必要性を警告された。
関連ニュース
セルビア外務省、ジョコビッチの扱いを巡り豪大使に抗議
テニスのナダル 豪入国ビザが取り消されたジョコビッチに「接種すればプレーできる」
コメント