コロンビア検察庁技術捜査班のアルベルト・アセベト氏は、「捜査班は、ベネズエラにある秘密の滑走路から離陸した塩酸コカイン搭載の飛行機について警告を発した。捜査班は国際当局に報告し、国際当局は同機を発見。グアテマラのペテンに着陸させた」とツイッターで声明を発表した。
同庁によると、ガルフストリームIIIの機内からコロンビア南部ナリーニョ州トゥマコで製造されたコカイン1028キログラムが発見された。コカインの製造を担っているのは、旧コロンビア革命軍から生まれた反政府組織「マルケリア2世」と見られている。今回発見されたコカインはまず、少量単位でコロンビアのノルテ・デ・サンタンデール県ククタに運ばれ、その後ベネズエラ領の国境地帯に輸送されたという。
ノルテ・デ・サンタンデール県はベネズエラと国境を接し、この国境はアンデス山脈北西部に位置している。同県はコカの原産地でコカイン栽培が盛んだが、その複雑な地形のため両国の当局による管理が行き届かず、国際麻薬密売グループが集まる地域となっている。
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