中国は、北京冬季五輪を史上初の「グリーンオリンピック」にするために多大な努力を払ってきた。新たに木が植えられ、風力発電機や太陽光発電機が設置された。
一方、WIONによると、中国当局は、オリンピック開催期間中に北京で冬のスモッグが発生するおそれは依然として存在すると警告している。
26のオリンピック会場はすべて北京市とその隣接する重工業が盛んな河北省の都市の間に設けられている。
中国は、2015年に北京が五輪開催地に選ばれて以来、北京市と河北省の数千ヘクタールの土地に木を植え、風力発電所や太陽光発電所を建設し、五輪の競技開催地域の空気をできる限りきれいにするために数百の工場を移転させた。
中国当局は年末最終週に五輪の全会場を視察するプレスツアーを実施し、全ての会場が再生可能エネルギーのみを使用することを披露した。なおWIONによると、中国当局は、オリンピック前に重工業企業が閉鎖されるという噂を否定したという。
一方、国際環境NGO「グリーンピース」は、追加のデータがなければ、中国がカーボンニュートラル五輪開催という目標を達成できるかどうかを判断するのは難しいと発表した。
先にスプートニクは、インドも大気汚染問題に直面していると報じた。首都ニューデリーでは11月、大気の質が極度に悪化したことから、すべての初等学校がリモート授業に移行した。