報道官は、「これは完全に誤報である。我々は、カザフスタン前大統領の報道官が、ナザルバエフ氏が現在、カザフスタンの首都ヌルスルタンにいると発表したことに注目している」と述べた。
これよりも前、ナザルバエフ前大統領の報道官は、ナザルバエフ氏がヌルスルタンにおり、国民はカシム=ジョマルト・トカエフ大統領の下に結集し、問題を克服して国の統合性を確保するよう呼びかけた。
カザフスタンでの大規模な抗議活動
2022年1月初め、カザフスタンの住民は、液化天然ガスの価格が2倍に跳ね上がったことに抗議を開始した。抗議デモは国内の各都市に広がり、大規模な騒乱に発展した。
同国では5日朝、トカエフ大統領が内閣総辞職を命じた。トカエフ氏は安全保障会議議長に就任し、旧ソ連の国々からなる軍事同盟「集団安全保障条約機構(CSTO)」に支援を要請した。この要請を受け、CSTOの集団安全保障理事会は、カザフスタンの状況を正常化するために集団的平和維持軍を決定。トカエフ大統領は7日、国内では国外から入国したテロリストも含めて抵抗を続けており、武器を捨てない者は排除すると述べた。
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